資格取得ガイドの決定版

55段階の暗唱英文CD

自分の英語力は中学レベルからほとんど進歩していなかったのだと反省しました。早いうちに弱点を発見することができてほんとうによかったと思います。その後は文法のテキストをひたすら読み返しました。最初は赤く塗りつぶし、次は青く塗りつぶし、その上に赤や青の下敷きを置いて何度も復習。55段階も、先生がつくってくれたペース配分表にしたがって焦らず1級ずつ進めていきました。ところが、夏休みに入って思わぬ試練に見舞われました。夏期講習を受けているとき、突然、目が見えなくなったのです。「網膜剥離」ですぐ手術を受けなければなりませんでした。10日間の入院中は、ベッドに横たわったまま55段階の暗唱英文のCDを延々と聴き続けました。正直言って、投げやりになりそうなときもありましたが、四谷学院の先生が「焦ることはない」と励ましてくれました。9月に入り、気持ちを立て直して勉強を再開しようとしたところで、さらにショックな出来事がありました。同じ高校に通い、一緒に四谷学院で勉強して同じ大学をめざしていた双子の弟が、指定校推薦による中大法学部合格を決めたのです。これは精神的にかなりきつかったですね。でも結果的には「弟に先を越された」という悔しさがバネになりました。冬休みの「お正月特訓」を受ける頃には、早慶を受けてみようという気持ちにもなった。そして、本命の中央大学や明治大学に続き、早稲田大学にまで合格できたのですから。四谷学院は僕にとって理想的な予備校でした。

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推薦受験の善し悪し

最後の最後まで実力が伸びていくのが実感でき、入学当初は3科目合計で48程度しかなかった偏差値が70を超えた。その間、成績が伸び悩んだ時期もあったが、担任や講師の先生に相談することで乗り越えることができた。「先生方が最後まで背中を押し続けてくれたことが志望校に現役合格できた最大の要因です。あきらめて目標を下げたりしなくてよかった。そして、受験だけ、部活だけと決めつけて自分の可能性を否定しなくてすんで、ほんとうによかったと思います」。四谷学院の現役対策として、やはりこの章で触れておかなければならないのが「推薦」対策である。少子化か進行して受験生の数が減っていることもあり、近年は総じてどの大学でも推薦枠を増やす傾向にある。「推薦」の中身も、指定校推薦のほか自己推薦、公募推薦など多様化した。2008年度からは、国公立大学でも全人学者の5割を推薦で確保することが可能になっている。さすがにこれだけ推薦合格のチャンスが増えると、「推薦で楽に進学したい」と希望する生徒が増えてくる。両親としても、一般受験に賭けて万が一、失敗することを考えたら、推薦で確実に決めてほしいと考えるのだろう、四谷学院の入学相談会でも、そうした希望を口にするケースが多い。予備校のなかには、時流に乗って「推薦対策」を全面に打ち出す経営を始めたところもあるほど。